山岳ガイド養成学校の概要
来年度の募集は2025年4月より受け付けを開始します。
資格の種類と活動範囲について
当協会では山岳ガイドの資格として「アルパイン・ガイド」「アスピラント・ガイド」「マウンテン・ガイド」の3種類の山岳ガイド資格を認定しております。それぞれの活動範囲は以下の通りです。
以下の活動を有償で行うことができる。
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アルパインガイドになるためのガイド研修期間資格と位置づけている。よってその認定期間は最大で5年間であり、その期間内にアルパインガイド資格に移行出来ない者は、マウンテンガイドの資格が与えられる。 アスピラントガイドは以下の活動を有償で行うことが出来る。
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以下の活動を有償で行うことができる。
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ガイド養成学校の概要
ガイド養成の主要機関である養成学校についてご案内いたします。
ガイド養成学校には通常コースとして「アスピラント・ガイドコース」「マウンテン・ガイドコース」の2つ、特別コースとして「アスピラント・ガイド特別コース」「マウンテン・ガイド特別コース」が2つがあり、それぞれの書類審査規定、実技審査基準は以下の通り審査判定されます。
尚、アルパイン・ガイドについては必ずアスピラント・ガイドを経由する必要があるため、直接受験することはできません。
書類審査規定 | ||||||||||||
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登山経験
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※ 次の何れかに該当する者は前記の登山経験を免除する。
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アスピラント・ガイドの資格認定はアスピラント・ガイドコースでの研修結果に基づき、登山能力、ガイド技術が規定のレベル以上であるか審査を行う。
実技審査基準 | ||||||||||
登山能力
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ガイド技術
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書類審査規定 | ||||||||||
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登山経験
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※ 次の何れかに該当する者は前記の登山経験を免除する。
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マウンテン・ガイドの資格認定はマウンテン・ガイドコースでの研修結果に基づき、次の方法で審査を行う。
実技審査基準 | ||||||||||
登山能力
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ガイド技術
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アルパイン・ガイドの資格認定はアスピラント・ガイド資格取得後、5年間の研修期間で以下の審査基準にて判定することになります。
実技審査基準 | ||||||
アスピラント・ガイドとしての活動実績
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ガイド技術
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『アルパイン・ガイド特別コース』及び『マウンテン・ガイド特別コース』については既にガイドとして他国、あるいは他団体の認定した資格を有し、ガイド活動実績のある方が対象となります。 書類審査規定は通常コースと同様ですが、ガイド技術については「充分な実績があり、これらの技術があると考えられる場合には、研修の一部、または全てを免除することが出来る」という規定が適用される場合があります。何れもの場合も書類審査後の判断となります。 |
ガイド資格取得の流れ
ご希望の養成コースでガイド養成学校への入校をお申込みください。
各年度の4月から6月に入校募集を行います。希望者は以下手順にてお申込みください。
① | 『ガイド養成学校を目指される方へ』をご一読ください。 |
当協会のガイド養成学校をご検討いただきありがとうございます。入校に当たって、ご自身の目的や希望が明確であるか、現在おかれているご自身の立場は適当であるのかを今一度お考えいただきたく、この文書を記した次第です。
ガイドとは、危機管理がその大きな仕事と言える訳ですが、危険を熟知していなくては危機管理を行うことが出来ないとも言えます。このことは非常に重要で、危険と認識出来る知識は豊富な登山経験から培われるものと、実際のガイディングを通じて得られるクライアントとの関係・経験から得られるものとに分けることが出来ます。つまり登山経験だけではガイディング中の危険を全て認識できるとは言えません。そのため日本アルパインガイド協会では、ガイドとして認定するに当り、書類審査の段階で一定以上の登山経験があることを求めます。これはとりもなおさず、山岳での危険の知識があると考えるからでもあります。
また様々なガイディング中の危険に対応する手法としてガイド技術が確立しています。このガイド技術についてはガイド研修を通じてその技術を身に付けます。その上で実際のガイディングを通してより確実な危機管理が出来るようになります。つまり、AGSJのガイド養成で、登山経験とガイド研修、アスピランガイドとしてのガイディングの経験を求めるのは、この危険の熟知と対応能力を養うことを目的としているからです。
さて、それでは実際の研修を通してアルパインガイドとしてオールマイティにガイディングが可能になるにはどの程度の研修期間が必要なのでしょうか。これまでのガイド養成事業を振り返ってみますと、4~5年の研修期間が必要となるのが現実です。多くの登山経験がある方でも、さらに多くのガイディング技術の修得が求められます。今まで身につけてきた、登山技術の何割かを考え直すよう求められることもあるでしょう。
当協会は、登山経験の多くある方を即ガイドとして認定することはありません。ガイド技術を確実に実践できるまでは研修が終わらないことも理解しておいていただきたいと考えます。よって、ガイド養成学校への入校時には、明確な目的意識と努力が必要となると言うことを是非ご認識してご応募ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人日本アルパインガイド協会
資格審査委員会 委員長
② | 書類審査(審査の結果ご希望に添えない場合もございます) |
書類審査に必要な書類、提出先、審査料についてご案内いたします。
■ 提出書類
1.ガイド養成学校入校申込み書
2.推薦状
3.履歴書(証明書用顔写真1枚添付)
4.ガイド観の論文
5.登山歴(主な岩、雪、氷、沢、縦走などルート明記)→ 書式自由
6.ガイド歴:(特別コースに応募する場合は必須。通常コースでは不要)→ 書式自由
7.志願者を取上げた新聞、登山誌等の写し(ある方のみ)
(注意) 提出された一切の書類の返却、および審査料は返金できません。
■ 提出先
〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙3505-26
嶌田 聡(資格審査委員長)
■ 提出期限
各年度の6月末日まで
特別コースは随時
■ 書類審査料
1万円
■ 審査料振込先
三菱東京UFJ銀行 福生支店
普通 0068203
名義:シヤ)ニホンアルパインガイドキヨウカイ
③ | 書類審査合格後、受講料をお支払いください。 |
■ 受講料
一般コース 30万円
特別コース 15万円
一括支払いを原則としますが志願者の都合を考慮して2回までの分割支払いを認めます。
受講料については研修費、審査費用が含まれますが、遭難対策保険料金約1.5万円が別途必要となります(遭難対策保険に加入済みの場合は不要です)
■ 受講料振込先
三菱東京UFJ銀行 福生支店
普通 0068203
名義:シヤ)ニホンアルパインガイドキヨウカイ
④ | 研修の実施 |
2024年スケジュール
●アスピラントガイド、マウンテンガイドコース研修 ①~⑨
●特別コース(ガイド経験者)③⑥⑦⑧⑨
●昇格審査(マウンテンガイド→アスピラントガイド) ①~⑨
●更新研修 ①~⑨のなかから一回以上研修
①7月1日(土)~2日(日) 鷹取山 ショートロープ(2日間)
実技:ショートロープでのガイディング技術
②8月5(土)~6日(日) 穂高岳北尾根 岩稜(2日間)
実技:岩稜でのガイディング基礎
③8月25日(金)~27日(日) 剣岳 岩稜・岩場のルート(3日間)
実技:岩稜・岩場のルートでのガイディング技術
④9月23(土)~9月24日(日) 鷹取山 レスキュー(2日間)
実技:レスキュー技術
⑤10 月 城山 (2日間)
実技:フリークライミング研修と指導方法
⑥11月11(土)~11月12日(日) 鷹取山 レスキュー(2日間)
実技:レスキュー技術
⑦12月23日(土)~24日(日) 谷川岳 雪稜 (2日間)
実技:雪上でのガイディング技術
⑧2月10日(土)~11日(日) アイスクライミング、レスキュー(2日間)
実技:アイスクライミング、氷河でのガイディング技術とレスキュー技術
⑨3月16日(土)~17日(日) 谷川岳周辺 山岳スキー (2日間)
実技:山岳スキー技術とガイディング技術
⑤ | 認定 |
■ 認定後の手続きについて
以下書類の提出をお願いします。
・戸籍抄本又は外国人登録証の写し
日本アルパインガイド協会への入会申込
認定時にお渡しする入会申し込み書に記入し、入会金、年会費の納入後に認定証、会員バッチ等を貸与します。